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JAPANファイナル2011「ジオランダーカップ」


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【総 評】
2011年のJAPANファイナル(以下JPF)がJPFの聖地、コスモスポーツランド(富山県)で開催された。
JPFは北は北海道から南は九州まで、全国7会場で行われた地区戦を勝ち上がった代表チームが一同に集まり、                                            
真の日本一を決める頂上決戦であるが、今年のトライアングルチャンピオンシップは東日本大震災の影響を受け、
関東DV、東北DVの第1戦の日程が変更、さらに自動車業界の節電対策による土日営業等で中部DV第3戦も
直前で日程変更するなど大きな問題をかかえた中開催された。
最も危惧していた東北DVは残念ながら2戦の開催でシーズンを終えることとなったが、それでも約30チームが元気な
顔を見せてくれ、このJPFには主催者推薦枠を含め7チームが東北代表としてJPFの切符を手にしたのだ。

前日には恒例のウエルカムパーティーが開催され、参加者全員が明日の健闘を誓い合ったが、今年はタイの友人4人が
ゲストとして来日。アジアンラリーでタイを訪れた面々がいつもお世話になっているメンバーとあってより一層
盛り上がるパーティーとなったのは言うまでもない。

それでは競技に関して説明をしておこう。
JPFでは午前中に第1と第2の2つのセクションが行われ、これが予選となる。決勝の第3セクションへはオーバークラスが
8チーム、アンダークラスが6チームの計14チームしか進出することが出来ない。
さらに競技者は2つのグループに分けられ、まったく他チームの競技を見ることが出来ない。しかもギャラリーとの接触も
禁止されていて隔離される。そのため下見をして、自分たちで考えた作戦以外には参考になる物はないのだ。
これこそ真の日本一を決めるにふさわしい戦いと言えるだろ。天候は雨。壮絶な戦いが始まった。

セクションは全て例年通りのレイアウトを採用。雨を想定して基本下り設定だが、そこはJPF。
さらに予選の制限時間は6分という事で、ミスは許されない。いかにスピーディーに、どのポイントを獲得するか。
天候を考慮したリスクマネジメント能力が問われるセクションを設定した。

第1セクションはAポイントとBポイント、そして中間チェックポイントをいかに効率よく攻略できるか?
さらに離れた位置に設定されたCポイントはどのように獲得していくのか?3台それぞれがファーストアタックする
ポイントへのアプローチとチームとしての作戦を問う設定を意識した。
オーバークラスは「DAH_HI_RI(東北DV)」が38ポイントを獲得してトップに。東北DV推薦枠ながら経験値と
マシンポテンシャルの高さを見せつける結果となった。そして3ポイント差の2位に「LRB☆煩煩!(関東DV)」が無難に
まとめる走りでピタリとマークする展開となったが上位5チームが8ポイント差という一つのミスが命取りになる展開に。
そしてアンダークラスは「ガレージモンチたんぽぽ組ジオランダー(関西DV)」がフルマーカーポイントの41ポイントを
獲得して頭一つ抜けだした。これをJeep3台のチーム「ジオランダーde下野四駆会(関東DV)」が同じくフルマーカーポイントを
獲得して37ポイントを獲得。雨の影響を受け各チームリスクの高いマーカーポイントを捨てる展開となった。

第2セクションは2本の木の間に設定されたAポイントを上からアプローチするのか?それとも下からアプローチするのか?
さらに最もリスクが高いであろうBポイントにアタックするのか?AとCポイントをどれだけ早いタイミングで
獲得出来るかによってBポイントを捨てるチームとリカバリーしつつアタックしたチームと見応え十分な展開となった。
オーバークラスでは「居酒屋JSA 倒壊支店(中部DV)」が「LRB☆煩煩!(関東DV)」をタイムで上回り35ポイントでトップに。
2位の「LRB☆煩煩!(関東DV)」と3位「HARMIT みーちちょーでー(中国DV)」のポイント差は僅か1ポイントで実に8位までが
8ポイント差にひしめく大混戦の展開となった。
アンダークラスも同様だ。「ジオランダーde下野四駆会(関東DV)」はBポイントを2台が獲得して36ポイントでトップに。
「トリプルエックスJFJ(北海道DV)」、と「TEAM OFF COURSE 助っ人のKとS by GEOLANDAR(東北DV)」そして
「O・T-GROUND LINE 頑張ってねジオランダー(東北DV)」が1ポイント差の35ポイントで3チームが並ぶ緊迫した展開となった。

第3セクションはV字を使ったコースで雨ではあるが上りの設定とした。このセクションは何と言ってもV字に尽きる。
V字の谷に設定されたAポイントと中間チャックポイントを誰が3分以内に攻略するか?誘導、牽引は必至の状況の中
予選を見事通過したトップチームのみによるバチンコバトルは迫力満点の戦いとなった。

実は予選のリザルトではオーバークラス、アンダークラスとも上位2チームが同ポイントでトップに並んでいた、
しかも3位とは3ポイント差というどう転んでもおかしくない展開となっていたのだ。
エントラントはその事実を知らない。なぜなら全ての競技が終わらなければ自分たちのポジションは解らないわけだから。
従ってリスクマネジメントはもちろん重要だが、「行くしかない!」状況は全てのチームが同じ。このV字を攻略して
トップポイントを獲得すれば日本一の頂が見えるのだ。

やはり雨の影響で過酷なコースとなった。オーバークラスでは3チーム、そしてアンダークラスでは僅か2チームだけが
この第3セクションでポイントを積み重ねることに成功したが、オーバークラスの予選トップ「DAH_HI_RI(東北DV)」が
残念ながらこのセクションを落とした。同ポイントのトップ「LRB☆煩煩!(関東DV)」鶴山選手がV字で大きく体勢を崩し
リカバリーするしかない状況に追い込まれ、タイムだけが刻一刻と刻まれる中、その横転した状況から自力で体制を立て直し
見事にフィニッシュ!見事2011年JPFオーバークラスの優勝に輝いた。

アンダークラスは「ガレージモンチたんぽぽ組ジオランダー(関西DV)」と「O・T-GROUND LINE 頑張ってねジオランダー(東北DV)」
は残念ながらこのセクションを落としてしまいポイントを積み重ねる事に失敗。
「TEAM OFF COURSE 助っ人のKとS by GEOLANDAR(東北DV)」と「ジオランダーde下野四駆会(関東DV)」の
2チームだけがこの第3セクションを攻略したが、僅か2ポイント差で「ジオランダーde下野四駆会(関東DV)」が逃げ切り
アンダークラスの頂点に立ったのだ。僅かなポイント差ではあるがマーカーポイントを可能な限り獲得した
「ジオランダーde下野四駆会(関東DV)」は見事な作戦と走りを見せた。特に第2セクションのBポイントの攻略は道具を上手く
使い、さらにリカバリーのスピードに勝った見事は戦いだった。

今年は特別な1年となった。下を向きがちで後ろ向きの考えに頭が支配されそうになる状況の中でも、このトライアングルを
通じて、前向きに、そして上を向いて前に進んでいこうとする多くの活力をもらったような気がする。
多くの建設的な意見を頂き、そして行動に移せたことはこのトライアングルを10年続けてきた事が財産なのだと改めて
教えて頂いた。
これだけも多くの皆さんの熱き思いと、そして真剣に参加してくれる姿を見るにつけ、主催サイドとしてはこれから先の
5年、10年を見据えてしっかりと舵取りをしなければならない。2011年を忘れることなく、この年があったからこそ
新たなステージに進める、いや進んだのだと、いつの日か振り返ったときに懐かしく思えるように頑張らなければならない。

それからここまでバックアップしてくださったヨコハマタイヤジャパン様をはじめ協賛各社の皆様に感謝申し上げます。
さらに忙しい時間をぬって設営、撤収、そしてジャッジにとお手伝い頂いたオフィシャルの皆さん、そしてショップの皆さんに
感謝申し上げます。
来年度2012年は新たな展開、運営方法になるかもしれません。それは今後の5年、10年を見据えた展開です。
詳細は現在調整中ですが皆さんのご意見等を考慮しながらベストな方向へ導きたいと思いますので
トライアングルを今後とも宜しくお願いいたします。

最後にトライアングルは来年、TOT(Tryangle Organization Thailand)を設立してタイの地で開催を計画しております。
そのための準備に取りかかりました。日本国内と同じようには行かないことは承知の上ですが、この競技の面白さを
タイのオフローダーに伝えたいと、今回来日した4名を中心にアドバイスをしながらこのプロジェクトを前進させるつもりです。
トライアングルとアジアンラリー。日本とタイ。多くの財産を築くことが出来たこの関係をさらに深化させ
四駆で遊ぶ、四駆を走らせることの醍醐味を皆さんに体験していただければ幸いです。


トライアングル運営事務局 村松 武

リザルトはこちら!
http://www.geolandar.jp/try-angle/database/sh_data/16_126_2.pdf

記入日時 2011/11/07/19:04:46

JAPANファイナル2010 「ジオランダーCUP」 2010.11.7


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【総 評】
トライアングルチャンピオンシップ2010年を締めくくるJAPANファイナル「ジオランダーカップ」がコスモスポーツランド(富山県)で
開催された。
この大会は北は北海道から南は九州まで、全国7会場で行われた地区戦を勝ち上がった代表チームが一同に集まり、真の日本一を決める
頂上決戦である。
さらに、前日土曜日には、JAPANファイナル恒例となったウエルカムパーティーがオフィシャルホテルである砺波ロイヤルホテルで盛大に
開催され、アジアクロスカントリーラリーの参戦報告やシリーズ戦の表彰、そしてスタート順の抽選などが行われ、参加者全員が明日の健闘を
誓い合った。

JAPANファイナルでは午前中に行われる第1セクションと第2セクションが予選となり、決勝である第3セクションへはオーバー71クラスが
上位8チームが、そしてアンダー71クラスは上位6チームのみが進むことが出来る。いくら各地を勝ち抜いてきたチームといえども、
ここで容赦なく篩にかけられる訳だ。
さらに、この予選では制限時間が6分に短縮された。これは参加チームが昨年以上に増えた事による対策である。これにより必要以上に時間を
意識せざるえない状況となったのはいうまでもない。
これに加え今年のJAPANファイナルではジオランダータイヤのワンメイクでの開催となり、全ての車両が同じ銘柄のタイヤを装着することで、
より公平な競技が行えるステージが整った。

コースは昨年までと同じレイアウトを採用した。まず第1セクションは名物のV字を登り切った中段のエリアからスタートして、林間を登り切った
地点がフィニッシュというコンパクトなセクション。
一見、簡単そうに見えるこのセクションのポイントはBポイントをどう攻略するか?であった。下りながら狙うと轍に捕まり、なかなかマシンを
コントロールできない。下ってバックで狙う場合は、真っ直ぐポイントに入れないようにテープでコースを仕切ったため、上手く狙ったラインに
入れないという設定であった。

オーバー71クラスでは「神と子犬となぐ」と「teamワイルドモンキーズThe Boss」がともに32ポイントを獲得してトップに。
1ポイント差の31ポイントで「missing」が、さらに「GEOLANDAR ABBA」をはじめ3チームが30ポイントで並ぶ大混戦となった。
注目すべきは北海道DVからエントリーの3チーム全てが30ポイントオーバーで上位に食い込んで来たことだろう。今年に賭ける意気込みを感じた。
アンダー71クラスでは「駆動輪戦隊660By G-Power」が44ポイントという高得点を獲得して2位に5ポイント差を付けトップに。
そして「ガレージモンチ青空の会」が39ポイントを、「がんこもんkudo-j works」が38ポイントを獲得して上位のポジションを確保したが
マーカーポイント全てを獲得したチームが僅か2チームだけという結果が、トータルで見ると勝負の分かれ目になったのではないだろうか。

第2セクションは最上部のエリアで、こちらもレイアウトは昨年通りの設定であった。このセクションのポイントは一見、「狭い」ということ。
Aポイントは下側から前進で獲得するのか?それとも上からバックで獲得するのかがポイントであったが、ゴール手前のモーグルにBポイントと
Cポイントを近い位置に設定。3台がどのような順番とポジションニングで獲得していくのかを問う設定であった。
オーバー71クラスでトップに輝いたのは44ポイントを獲得した「LRB meets NAIRAN!」。中間チェックポイントを捨てて3分勝負に賭けた
結果だった。そして2位には40ポイントで「GEOLANDAR ABBA」が、3位には「GEOLANDAR LCJ project」が39ポイントこれに続いた。
アンダー71クラスでは「☆ボルサリーノ☆」が41ポイントを獲得してトップに。これに「ガレージモンチ青空の会」が37ポイントで、
そして「いわき魂FTP」が36ポイントを獲得して予選突破を確実なものにした。

そして決勝となる第3セクションは昨年のレイアウトとは逆の設定で、第1セクションのゴールをスタートとして、V字を下りきった地点を
ゴールとする下りの設定とした。このセクションの制限時間は10分とし、V字に中間チェックポイントとCポイントが用意され、下りでは
このCポイントは獲得できず上りのみ獲得できる設定とした。
オーバー71クラスでこのセクショントップポイントを獲得したのは「GEOLANDAR LCJ project」。確実に獲得できるポイントのみを選択して
トップタイムを叩き出し、その結果38ポイントを獲得することに成功した。2位にはタイムは最下位ながらリスクを侵してフルポイントを
獲得した「LRB meets NAIRAN!」が1ポイント差の37ポイントを獲得。
アンダー71クラスでは「ガレージモンチ青空の会」が3番手タイムでフルポイントを獲得してトータル42ポイントを上積みした。
2位には「☆ボルサリーノ☆」が同じくフルポイントを獲得、タイムも5番手を叩き出したものの、6ポイントのマイナスが響きトータル34
ポイントに留まった。

結果、オーバー71クラスでは全てのセクションで高得点をマークした「LRB meets NAIRAN!」が111ポイントを獲得して見事優勝。
伊藤芳朗選手は実に3度目の栄冠に輝く快挙を成し遂げた。第1セクションでは明暗を分けたBポイントをファートアタックでは失敗したものの、
すぐに答えを導き出し獲得に成功。第2セクションでは捨て身の3分勝負を仕掛け、これを結果に結びつけるあたりは流石の一言である。
第3セクションも8チームだけの争いだけにタイムは遅れても最低10ポイントは獲得できる事を想定して、他のチームが捨てるであろう
ハイリスクなポイントを執拗に攻めたことが優勝に結びついた要因であろう。
アンダー71クラスでは「ガレージモンチ青空の会」と「駆動輪戦隊660 By G-Power」が頭一つ抜け出す形となったが、最終第3セクションで
42ポイントを獲得した「ガレージモンチ青空の会」が見事に逃げ切り優勝に輝いた。
このチームもタイムポイントを計算しつつ、リスクを省みずフルポイントにこだわった作戦が功を奏し文句なしに優勝を勝ち取ったのだ。

今大会は天候にも恵まれ、またコース設定も完走率を上げる設定だったため失格するチームは少なかった。これは35チームものエントリーが
あったことと、今年よりマーカーポイントの得点数が変更になったことで、各DVの大会が例年にも増して僅差の戦いが繰り広げられてきた事を
考えての事である。他のチームの走りが全く見れないJAPANファイナルの戦いにふさわしい、ハイレベルで僅差の戦いを期待しての設定であった。
事実2つのクラスとも予選のリザルトは僅差であり、ほんの僅かな差で決勝に進めたか予選落ちとなってしまったかの線引きをされてしまったのである。
優勝した「LRB meets NAIRAN!」は関東DVをぎりぎりの4位で通過してきた。「ガレージモンチ青空の会」も関西DV最後の切符を手にしての
参加だった。各地区戦のポイントを引き継がない1発勝負のJAPANファイナルなのだから、どのチームにも平等に優勝するチャンスはあるはずだ。
これを見事に証明して見せた両チームではなかっただろうか。

とはいえ、これだけ大規模でハイレベルな大会を運営するのは難しいものである。準備の段階からそれ相応の時間を費やして積み上げてきている
わけだが、それを完璧にこなしてくれるオフィシャルのモチベーションの高さには本当に頭が下がる思いである。今更言わずとも、縁の下の力持ちと
いう立ち位置で、トライアングルというイベントを支えてくれているオフィシャルあってこそのイベントなんだと毎年、このJAPANファイナルが
終わると強く感じ、感動するのである。

「人」。人と人との繋がり。信頼できる仲間達。そして家族。多くの人のつながりでトライアングルは成立しているのだと改めて思う大会であった。
改めて今年一年、トライアングルを支えてくれたオフィシャルの皆様に感謝いたします。そして、ここまで支援してくださった協賛各社の皆様にも
感謝申し上げます。
来年は10周年という節目の年を迎えます。区切りの良いところでレギュレーションの見直しも行いたいと考えています。
来年は3月末の関東DVからシーズンが始まります。来年も四駆遊びが思う存分楽しめるように。そして、新たな挑戦を待っています。
トライアングルを酒の肴に美味しい、楽しいお酒が飲めるように頑張りましょう!
★リザルトはこちら!

記入日時 2010/11/07/22:08:36

JAPANファイナル2009「ジオランダーCUP」2009.11.8


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【総 評】
トライアングルチャンピオンシップ2009を締めくくるJAPANファイナル「ジオランダーカップ」が
6年連続となる富山コスモスポーツランドで開催された。
今年はレギュレーションの変更と新たにプレ大会を開催した九州DVの代表2チームを加え過去最多33チームが
一同に集結した。
前日には恒例となったウエルカムパーティーが開催され、エントラントはもとより選抜オフィシャル、協賛各社、
そして応援に駆けつけた家族や仲間が多数参加。こちらも過去最多総勢250名を越える盛大なパーティーが開催された。
このウエルカムパーティーではシリーズ戦の表彰やゼッケンの抽選、そしてドライバーズミーティングが行われ
普段なかなか一堂に会する事のない、各地のエントラントが今年の戦いを振り返り、そして明日の健闘を誓い合った。

今年のJAPNAファイナルのトピックスとしてはルール変更があげられる。まずマーカーポイントが全て3ポイントと
なり、さらに中間チャックポイントの制限時間が5分から3分に短縮された。セクションの制限時間も15分から
10分となり、さらに午前中に行われる第1、第2セクションセクションが予選となるが、通過できるのは
オーバー71クラスが上位8チーム、アンダー71クラスが上位5チームと狭き門となっている。この予選は
昨年までと同じだが、今年は予選はあくまでも決勝に進むための予選として、決勝となる第3セクションへは
予選のポイントを引き継がないシステムとなった。すなわち勝者を決めるのは、予選を通過したチームによる
第3セクション一発勝負となったのだ
この新ルールがどのような結果を生むのか?天候は晴れ。路面は完全ドライの中予選となる第1、第2セクションが
スタートした。

まず第1セクションは昨年と同じエリアに設定。林間を下りながらのポイントと中段にあるモーグルの奥に、そして
トライアルセクションであるタイヤと岩のあるエリアにポイントと中間チェックポイントが用意されたが、このポイントは
テープとポールが近く誘導必須のポイントとして設定した。
オーバー71クラスでは「THE B-TEAM #1 By Beams」が41ポイントを獲得してトップに。続いて昨年の覇者伊藤芳朗選手率いる
「ナイラン」と優勝候補の一角「LRB☆Draft」が38ポイントで続くが、実に上位10位までが10ポイント差にひしめく
大激戦を演じた。
アンダー71クラスでは「ミニミニクラッシャーズ」がパーフェクトとなる47ポイントを獲得。
これに「ガレージモンチ イエロー」「キリ風プロジェクト」が続いたが、こちらも上位6チームが10ポイント差という
1つのミスも許されない緊迫した戦いを演じた。

第2セクションも例年通りのエリアに下りスタートで設定された。こちらはゴール手前に設定されたポイントが
バックからのアプローチしか出来ない設定で、このポイントをいかに短時間で攻略するか?そして中間チャックポイントの
アプローチは下りなのか?登りなのか?この選択でタイムに差が出る設定であった。マーカーポイント自体の獲得は
そんなに難しいものではなかったはずだが、チームとしての作戦、アプローチの仕方を問う設定であった。
オーバー71クラスでは昨年の覇者の一人芳澤直樹選手率いる「チーム青梅ピン・ポン・パン」がパーフェクトとなる
47ポイントを獲得。そして第1セクション同様に「ナイラン」が2位に付けたが、大多数のチームがフルポイントを
獲得するが、タイムポイントがこのセクションの勝敗を分ける重要なポイントとなった。
アンダー71クラスでは「キリタジャパンNHK岡山攻走局」が44ポイントを獲得してトップに。そして42ポイントで
「キリ風プロジェクト」が続き、こちらも上位10チームが9ポイントという大混戦となった。

そしてインターバルを挟んで決勝となる第3セクションがスタートした。第3セクションはこちらも昨年と同じ
このコースの名物であるV字を昨年と全く同じように登りで設定。V字に設置されたマーカーポイントと
中間チェックポイントも昨年を再現した。このコースを走る事が許されたのはオーバー71クラスの8チームと
アンダー71クラスの5チームをあわせた13チームだけ。予選で獲得したポイントここでいったん白紙に戻され、
このセクションのみの1発勝負がスタートした。

今年は完全なドライコンディションということもあり、各チームV字を登り切り、中間チェックポイントもクリアする。
「ナイラン」はシャフトにトラブルを抱えたハイラックスをTJで牽引しながら登り切った。しかもポイントを獲得してだ。
「チーム青梅ピン・ポン・パン」は驚異的スピードで24ポイントを獲得、3分代でゴールした。
アンダー71クラスでは「G=POWER'S by GEOLANDAR」が6分代でゴール。そして「ミニミニクラッシャーズ」が
時間こそかかったものの24ポイントを獲得。結果、執拗にポイントを攻め続けた「ミニミニクラッシャーズ」が
「G=POWER'S by GEOLANDAR」に僅か1ポイント差で逃げ切り、アンダー71クラスの優勝をもぎ取った。
そして、オーバー71クラスは圧倒的なスピードを誇った「チーム青梅ピン・ポン・パン」が44ポイントを獲得して優勝。
芳澤直樹選手は2年連続優勝の快挙を成し遂げたのだ。
終わってみると、中段にあるモーグルエリアに設置されたマーカーポイントのアプローチで勝敗が決まる第3セクションであった。

今年は過去最多33チームが出場。昨年と比較して一気に8チーム増えたことになる。このチーム数でいかに上手く
時間をコントロールするか。いかに公平に安全に、そして日本一決定戦を盛り上げるためにはどうするか。
ルール変更も含め常々考え、シュミレーションを繰り返し準備を進めてきた。
オフィシャルは選抜されたメンバーだけで構成されているので心配はない。特にコース設定の金曜日から駆けつけてくれる
メンバーは全ての段取りは解ってくれているので、人の問題は全く心配することはない。
最も重要なのはやはりコースメイクなのだ。どのチームにも平等にチャンスはある。トライアングルは行けるか行けないかを
競うだけではなく、行ける作戦、行くための作戦を考え、そしてその作戦通りに車を自在に操る。これをいかにコースに
反映させるか?ポールの数や幅ではない。でかい穴でもない。コース設定次第で簡単に勝者を決めてしまえるのだ。

日本一になることが目標のチーム。JAPANファイナルに出場することが目標のチーム。そして各DVの大会に参加するために
頑張っているチーム。トライアングルに参加するチームにはそれぞれの目標がある。
それぞれのみなさんが、それぞれ楽しむために練習や飲み会?やBBQと大会以外にも広がるコミュニティーが必ずあるはずだ。
トライアングル最大の魅力はこのコミュニティーだと思う。好きなことで集まれる仲間たち。仕事も違えば出身地が違うこともあるだろう。
今、この時間を共に共有しているのは好きなこと「ヨンク遊び」というキーワードだけでなのだ。好きなことを楽しめる時間が
所有できることに喜びを感じてさらに仲間の輪を広げてください!
トライアングルはそんなみなさんが輝いていられるように来年も前進していきます。
今年よりは来年。来年よりもっと素晴らしい再来年を目指して我々主催者一同はこのトライアングルを盛り上げて行きたいと思います。

最後にこの一年間、力強くバックアップしてくださったヨコハマタイヤジャパン様をはじめ協賛各社の皆様誠にありがとうございました。
そして我々の手となり足となってお手伝いいただいたオフィシャルの皆さん、本当にありがとうございました。
2009年シリーズもこれをもって無事終えることが出来ました。あらためまして感謝申し上げます。
来る2010年は3月の関東DVからシリーズは開幕いたします。それでは来年またトライアングルでお会いいたしましょう。

リザルトはこちら!
http://www.geolandar.jp/try-angle/database/sh_data/16_83_2.pdf

記入日時 2009/11/10/01:21:30

JAPANファイナル2008「ジオランダーCUP」 平成20年11月16日


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【総 評】
各地で熱い戦いを繰り広げてきたトライアングルチャンピオンシップも
このJAPANファイナル「ジオランダーCUP」で一年を締めくくる。
会場は5年連続で富山での開催となり、もはやここはJAPANファイナルの聖地と
呼ぶにふさわしい場所だ。
このJAPANファイナルにエントリーが許されるのは全国6デヴィジョンを勝ち抜いた
アンダー71クラスの7チームとオーバー71クラスの18チームだけだ。
前夜祭として開催される恒例のウエルカムパーティーには主役であるエントラントは勿論、
応援に駆けつけた仲間や家族、全国から選抜されたオフィシャル、さらにこの大会を
バックUPしてくれている協賛各社、そしてメディアと総勢200名にも及ぶ
盛大なパーティーとなった。

先乗りオフィシャル隊は金曜日からコースに入る。もちろんファイナルに
ふさわしいコースを作り上げることが第一の目的だが、ウエルカムパーティーが
スムーズに進行できるように表彰状やトロフィーの用意、そして当日のイベントを
コントローするオフィシャルの配置を決める作業など、夜も仕事が待っている。
今回は精鋭6名が先乗りオフィシャル隊として参加してくれた。

決戦当日はやはり雨。せめてもの救いといえば暖かい事ぐらい。
特に今年は午前中に行う第1セクションと第2セクションでは雨が降らない
予報であった。当日の朝の予報もそうであった。
しかし、ファイナルの女神はそれを許してはくれなかった。
時間を計っているかのようにゲートオープンには雨が降り出した。

ファイナルでは午前中に行う第1、第2セクションが予選となる。
ここでふるいにかけられるのだ。
決勝となる第3セクションの出走が許されるのはオーバー71クラスが11チーム、
そしてアンダー71クラスが4チームだけである。
さらにスタートを待つチームと競技を終えたチームが別々に隔離され
ライバル達の走りを見ることが一切できない。自分たちで考えた作戦の他はなく
自分たちを信じること以外に攻略の糸口はないのだ。

第1セクションはゴールできたのが僅か6チームと、雨の影響を受け大苦戦を強いられた。
しかし、ウインチを巧みに使い、難所である林間を抜けてくるチームがあるなど
さすがに強者揃い。
林間を降りるとモーグルがあるが、ここに打ち込まれたポールに以外にも苦戦する姿が多かった。
やはり他チームの走りを見られない影響なのか、いわゆるトラップに掛かったように
ヤバイラインからアプローチするケースが目立った。
アプローチさえ間違わなければセーフティだったはずだ。
このセクションをタイム、マーカーポイント共にパーフェクトを獲得したのがオーバー71クラスの
「リンエイ☆ブルドッグ」。見事38ポイントを獲得。アンダー71クラスでは「CROSS-AB型」が
34ポイントを獲得した。

第2セクションはマーカーポイントが全てヒルクライムに設定された。但し、登りで取るのか?
下りながら取るのか?その選択でタイムに差が出る設定だった。
撃沈ポールの数は少ない設定だったが、そこはファイナル、コーステープを微妙に調整して
視覚的な安心感を持たせながら実はヤバイという設定を行った。
中間チャックポイントは上からのアプローチはセーフティだが、下からアプローチすると
失格のリスクが高まったはずだ。必ず1台が単独で動き、誘導がつけられない状況に
する。コースが比較的広いだけにチーム内の指示伝達を分断するというのが我々の狙いだった。
オーバー71クラスでこのセクションを制したのは「ニューエントリー」。
北海道の暴れん坊が実力通りに30ポイントを獲得、アンダー71クラスでは
「チームジムニー3兄弟岡崎」がフルポイントを獲得したのが利いてTOTAL35ポイントとして
このセクションを制した。

そして決勝となる第3セクションは予選リザルトのトップチームからスタートする。
まずファーストアタックはアンダー71クラスの予選トップの「TEAM , SPECIAL PRESENTS」。
そしてオーバー71クラスの「リンエイ☆ブルドッグ」が続くも、深く、しかもクランクした
V字をなかなか攻略できない。ウインチを駆使してトライするも、時間だけは刻まれていく。
やがて日も暮れ、昨年と同じようにナイトランとなってしまった。
結果、全てのチームが第3セクションをクリアすることが出来なかったが、予選トップの
チームが失格しても尚、果敢にV字を攻め、3ポイントを取りに行った上位チームの姿には
正直感動した。
選択肢は他にもあったはずだ。エスケープすればゴールできただろう。
いや、必ずゴールできたはずだ。
しかし、エスケープという選択肢を選ばなかった上位チームのチャレンジには
「リンエイ☆ブルドッグ」を倒してこそ、ここを登りってこそ真の日本一だいう闘志が漲っていた。
2年連続で予選トップを獲得した「リンエイ☆ブルドッグ」。それだけ彼らは強かった。
真の日本一にふさわしいすばらしい走りだった。本当におめでとう!

そしてアンダー71クラスの優勝は「TEAM , SPECIAL PRESENTS」。
アンダー71クラスで唯一2つのセクションをクリアした走りは無駄がなく
見事だった。またきれいにペイントされたジムニーは美しかった。

毎年、様々なプランを考え、いろいろな状況に対応できるようなコース設定を
行っている。シリーズ戦とはひと味違うファイナルらしいコース。
それは、ただ単に険しいコースではなく、作戦的にレベルの高い、そして誘導を含む
リカバリー技術を問う戦いを想定している。
普段は使うことがないコスモスポーツランドは我々コースメイクした者にとっても
手強いコースといえるのだ。

そして、日没まで、しかも悪天候の中イベントをコントロールしてくれたオフィシャルの皆さん、
月並みですが本当にありがとうございました。
感謝以外の言葉は見つかりません。皆さんから頂くご意見やご要望を、我々主催サイドとしては
少しずつではありますがクリアして、皆さんと共に楽しい時間を共有できるように
努めて参りますので、来シーズンもトライアングルをよろしくお願いします。

最後に、今年一年、トライアングルチャンピオンシップを力強くバックアップしてくださった
スポンサー各社様、そして各媒体の皆様本当にありがとうございました。
「継続は力なり」四駆でオフロードを楽しんでくれるユーザーが存在する限り
このトライアングルシリーズは前進して行きます。
今後とも変わらぬご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

トライアングル運営事務局
運営事務局長 村松 武

☆リザルトはコチラ!
http://www.geolandar.jp/try-angle/database/sh_data/16_59_2.pdf

記入日時 2008/11/18/11:30:59

JAPANファイナル2007「ジオランダーCUP」 平成19年11月11日


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【総 評】
4年連続富山開催となったJAPANファイナル「ジオランダーCUP」。
今年はアンダー71クラスの代表6チームが新たに加わり、さらにシリーズ戦のエントリーの多い
北海道DVからは4チームが参加。過去最多の総勢25チームが集まる大会となった。

前日にはこのイベント恒例となったウエルカムパーティーが開催され
エントラントは勿論、この大会をバックUPしてくれるスポンサー各社、
明日の大一番のために選抜されたオフィシャルメンバー、そして応援に駆けつけた
家族や仲間を一堂に集め、盛大且つ華やかなパーティーが行われた。
一年を通してともに戦った仲間、家族、ライバル達。そして裏方でこのイベントを
支えてくれるオフィシャル達と交わしたお酒は格別だったろう。

また、昨年の優勝者「チームトライアングル2006」のアジアンラリー参戦報告も
行われ、彼らの活躍が映像で放映されると、エントラント達は皆、「次は自分だ!」と
言わんばかりに食い入る姿が印象的だった。
今年は誰がアジアンラリーの切符を手にするのか。
そして、シリーズ戦の表彰、スタート順の抽選、ブリーフィングも終わり
いよいよ決戦の幕は切って落とされた。

決戦当日は予報通り雨・・・。
天気の神様はJAPANファイナルに相応しい過酷なステージを用意したのだ。
JAPANファイナルでは午前中にオープンする第1、第2セクションが
予選となり、上位60%に残ったチームのみが決勝となる第3セクションに進める。
さらにスタートを待つチームと競技を終えたチームが別々に隔離されるため
ライバル達の走りを見ることが一切できない。
待ち構える難コースを攻略するには、自分たちで考えた作戦の他はない。
そのためコースの下見はいつも以上に綿密に行われる。ある者はポイントとポールの
距離を測り、そしてある者は全体図をスケッチする。戦いはすでに始まっているのだ。

コースを説明しよう。
まず第1セクションはヒルダウンから始まり立木の並ぶ林の中に2ポイントが設置されている。
その後、モーグルを抜け、ロックエリアの1ポイント、その奥のすり鉢状のエリアに
3ポイントが設置され、中間チェックポイントは3ポイントの裏側の斜面に用意した。
まず先頭の車両が2ポイントを獲得し、その後中間チェックポイントをクリアするために
単独でコンボイから抜ける。ここでもたつくようでは高得点は望めない。
そして、中間チェックポイントをクリアした後、3ポイントを狙う。アプローチは2パターン。
ショートホイールベース車ならポイントを獲得すること自体の難易度は高くないものの、
しかし、そこから抜け出すには必ず誘導が必要となる。ロング車ならなおさらだ。
単独で行動した先頭車両が、この3ポイントをどのように攻略するか?
仲間の誘導を待つのか?一人でアタックするのか?

驚いたのは「RINEI☆BULLDOG」。我々のテスト走行を見ていたのか?と、思ってしまうほどの
完璧なライン取り、そしてその意図を知っているかのごとく、トラップを抜けてきた。
アタックする順番、誘導の位置、アプローチの方法等、すべてがパーフェクトで
唯一のフルポイントを獲得。正直、これには驚いた。
狭いコースとなればアンダー71クラスには有利となり、さすがに失格チームはなく
全チームがクリアした。

第2セクションは、このエリアの名物となった2本の立木の間に1ポイント、
そしてモーグルヒルクライムに3ポイント、そしてゴール下に2ポイントを設置、
中間チェックポイントはスタート地点の上のエリアに設定された。
このセクションは幅広くとったスタート地点からファーストアタックをどのポイントから
行うのか?3台それぞれの役割が重要となる。もちろん3ポイントが重要となるわけで
ヒルクライムからアタックを仕掛けることになのだが、攻めの上りでアプローチするのか?
無難に下りで狙うのか?リカバリーに待機する位置、アンカーはどうする?誘導する位置は?
戻るためのスペースの確保は?これらを想定し、うかつに攻めると一発失格となるトラップを仕掛けていた。
第1セクションと同じように中間チャックポイントを確保するためにコンボイから
抜けた車両が、同時に1ポイントにアタックしやすいレイアウトとし、ここにもトラップを仕掛けた。
登りでポイントにアプローチすれば簡単なのだが下に降りるラインにポールを仕掛け、
単独アタックのリスクを負わせる設定だった。誘導さえいれば難しい設定ではなかったはずだ。

このセクションでは「LRB☆せっかくだから!!」が10分台でフルポイントを獲得し
35ポイントを稼いだ。しかし、第1セクションをタイムオーバーで失い、残念ながら
優勝争いから後退してしまった。
今回注目されたチームの一つ「KIRITA JAPAN」は女性メンバーを加えたチームで、
しかも片山新吾選手と片山奈美選手は親子という関係。3ポイントのアタックで片山奈美選手が
あわやポールタッチという絶体絶命の状況に陥ったが、そこから見事にリカバリーで切り抜けた瞬間は
ゴールを目指す3人の姿を称え大きな拍手が沸き上がった。感動の瞬間だった。

そして予選を通過したオーバー71クラス11チームと、アンダー71クラス4チームの
合計15チームが第3セクションに挑む権利を手に入れた。
しかし、残念ながらアンダー71クラスの「3D MAX」がマシーンの故障によりここでリタイヤと
なったため14チームがアタックすることとなった。

第3セクションは急遽コースを短縮した。、基本レイアウトは第1セクションの逆走。
すなわち設定は上りである。さらに深くえぐれたステアケースが待ち構えている。
これを攻略しない限り、中間チェックポイントにすら到達することが許されない。
いかに素早くウインチで登り切るのか?どの車両が中間チェックポイントにアプローチするのか?
時間との戦いである。

予選をトップで通過した優勝候補筆頭「RINEI☆BULLDOG」が最初の挑戦者だ。
自走で登れないと判断するやいなや、手際よくウインチングでステアケースを登り切った。
続く芳澤選手が猛烈なアタックでこれをクリア。しかしサスペンションを破損させてしまった。
これを見た伊藤選手が中間チャックポイントを通過すべく捨て身のアタックを試みたが
マシーンが弾かれ、残念ながらポールタッチとなり失格となった。
ギャラリーからどよめきが・・・
続く2番スタートはアンダー71クラスのトップ「JCJ豊橋」。ウインチを巧みに使いこなし
中間チェックポイントもクリア。9分でゴールを駆け抜け、このコース初クリアを果たす。
そして、同じくアンダー71クラス「四駆風組・テープカッターズ」がこれに続き見事ゴール。
第2セクションを落としたのが悔やまれるところだ・・・。

オーバー71クラスはここまですべて失格という、正に生き残りを賭けたサバイバルとなった。
7番手で登場した「クラッシャーズ王国」はこのトライアングルを創ってきたチームと
言っても過言ではないチームだ。
全国シリーズになる以前、創世記の時代から参戦しているチームだ。
彼らは先頭にウインチの無い井口選手を選択した。小回りの利くジムニーをまず登らせ
中間チェックポイントをクリアする作戦に出た。
その作戦とは、まずジムニーの前方にあるアンカーへスナッチブロック(滑車)をかけ、
後方からウインチで引くというもの。道具を上手く使いこなしたこの作戦が見事に決まり
中間チェックポイントも見事にクリア。残りの2台も登らせてきた。
途中に設置された2ポイントも2台が獲得して見事ゴール!オーバー71クラス初のクリアを達成した。
そのゴールの瞬間、ギャラリーも興奮!雄叫びと拍手が沸き上がり、彼らのすばらしいアタックを称えた。

その後、「居酒屋JSA倒壊支店」「KIRITA JAPAN」と見事にこのセクションを攻略してきた。
さらに「ジオランダー・チームJLC」が驚異的な1分台を叩き出しタイムポイント20は
間違いないものとした。

同じ時、集計本部では筋書きのないドラマに一喜一憂していた。
実はこの時点では「クラッシャーズ王国」がトップの位置にいた。
しかし、彼らのタイムを上回るチームが現れるにしたがってタイムポイントが下がり
2位との差が徐々に縮まるという緊迫した展開を迎えていたのである。
唯一の情報源は遠くから聞こえる実況のアナウンス。
一言一言を聞き逃すまいと皆耳を澄ましていたのだ。
残り2チームとなった時点で2位との差は僅か1ポイント。2チームが失格なら
「クラッシャーズ王国」逃げ切って優勝。
1チームでも「クラッシャーズ王国」を上回るタイムでゴールしたら「ジオランダー・チームJLC」と
同ポイントとなり2チームがトップに並ぶという過去に例のない大接戦が展開されていた。
すでに日は暮れ、勝者を称えるステージだけが華やかにライトアップされそのときを待っていた。

そしてクライマックスを迎える。
次にアタックするチームは、「クラッシャーズ王国」と同じ中国DV代表の
「KIRITA JAPANアキちゃんズ」。
これも何かの巡り合わせなのか?それとも勝利の女神のいたずらなのか。
個人的には正直、複雑な心境だった。

今年、切田選手率いるKIRITA JAPANは女性を加えたチームを3チーム作ってきた。
目標は勿論、このファイナルのステージに立ったことのないメンバーを連れてくるためだ。
ベテランメンバーは彼女達に付きっきりでレクチャーした。そして彼女たちは足手まといにならないようにと
懸命に練習に励んだ。その結果がこのステージなのだ。
そんな彼らを直接目にしている私にとっては「KIRITA JAPANアキちゃんズ」にも
必ず完走してもらいたかった。
そして、見事にゴール!タイムも「クラッシャーズ王国」を上回った。
これで決着はついた。2チームが同ポイントでトップに並んだがホイールベース差は
どうにもならない。これがトライアングルのルールなのだから。

個人的には心中穏やかではなかった。どう表現すればいいのか解らなかった。
これが正直な気持ちだった。
ただ私の立場、オーガナイザーとして言えるのは、エントラントの皆さんが
最後まで3人でゴールを目指し、駆け引きなしに真剣に戦ってくれたことを嬉しく思います。
「今年のファイナルで、やっと日本一のオフロード競技だと自慢できるものに成長したな」。
大会を終え、冷静になった今、そう思えます。

それにしてもオーバー71クラスで優勝した「ジオランダー・チームJLC」の
第3セクションは見事だった。
他の追従を許さないトップタイム。さらに2ポイントを獲得したことが最終的に、
このようなすばらしい結果に結びついたのだ。
彼らは各地の大会でオフィシャルとしても活躍している。
トライアングルの勝利の女神はあなたたちのことをずっと見守っていてくれたのだろう。
本当におめでとう!!
アジアンラリーでは、この仲間と一緒に思う存分オフロードを楽しんでください。

そしてアンダー71クラスで優勝した「JCJ豊橋」の皆さん、個人のテクニック
そしてリカバリーの知識、技術ともにさすがと言わざるを得ません。
見事に全セクションを攻略し、正に完全優勝でした。

奇しくも2クラスとも豊橋(愛知県)のチームが優勝しました。
昨年を例にするとプロ野球日本シリーズで優勝した地区がこのトライアングルをも
制しています。
と、いうことは球団のない岡山勢は無理!ってことなんですかね・・・
まぁいつの日かそのジンクスをうち破ってくれることでしょう。
それまで我慢することにしましょう!

最後に最悪のコンディションの中、懸命にイベントをコントロールしてくれた
オフィシャルの皆さん、本当にありがとうございました。
皆さんがいてくれるからこそ、このトライアングルは成立するのです。
我々主催サイドとしては、できるだけ皆さんに負担が掛からないように、
そして楽しく、気持ちよくオフィシャルとして参加してもらえるように
環境整備を含め努力していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

そしてここまで各方面でご協力をいただいたスポンサー各社の皆様
本年も滞りなくトライアングルチャンピオンシップを終えることができました。
まだまだ至らぬ点も多々あるかとは思いますが、小売りの現場から
配信する四駆の遊び、四駆の楽しさを多くの人々に知ってもらえるように
努力を惜しまない覚悟であります。
来年も引き続き、ご支援賜りますようよろしくお願いいたします。

それではトライアングルチャンピオンシップ2008でお会いいたしましょう!

トライアングル運営事務局
村松 武



★リザルトはこちら!チェックだ!
http://www.geolandar.jp/try-angle/database/sh_data/16_40_2.pdf

記入日時 2007/11/13/00:51:33

トライアングルチャンピオンシップ2006 


Picture FILE 16_21_2.pdf ← RESULT&出場チーム

【総 評】
日本ハムファイターズの日本シリーズ制覇を象徴するように今年は北海道パワーが炸裂した一年となりましたね。
北海道デヴィジョンを勝ち上がってきた「地割れ@剛モーターレーベル」が2位に10ポイントの差を付け見事優勝!
関東デヴィジョンの4連覇を阻止し、2007アジアクロスカントリーラリーの出場権を獲得!おめでとう御座います。

今年は東北デヴィジョンが新たに加わり全18チームでの戦いとなりました。
より公平に、出来るだけイコールコンディションで真の戦いを演じてもらうべく今年のファイナルでは選手は勿論、ギャラリーの皆さんにも無線機の使用禁止を徹底しました。
また走り終えたエントラントから情報が漏れることが無いようにスタート前の待機場と走り終えた後の待機場を分けるなど徹底的に「公平」となるようにアレンジをいたしました。
遠方から来られたご家族や応援団の皆さんには雨の中無理なお願いではありましたがご理解、ご協力を頂きまして誠にありがとう御座いました。

また午前中に行われる第1、第2の2つのセクションの終了時点でリザルトを発表し、上位60%(今回は11チーム)のみが第3セクションに進出できる予選方式を採用しました。
これはいかなる悪天候下においてもオンタイムで進行出来ること。
またファイナルにふさわしい緊迫した展開を期待して採用しました。

それではコースについて解説しましょう。
コースは「雨」設定としましたので、第1、第2セクションは基本的に下りとしました。
まず昨年完走チームがわずか2チームと超難関セクションとなった第1セクションは2ポイントをどこから狙うのか?を最大のポイントとして設定しました。
雨の中ではリスクの少ない方法を各チーム選択し、スタート地点方向から狙うチームはほとんど有りませんでしたが、
一度回り込んでゴール方向から前進で狙うチーム、バックで狙うチームとその作戦の違いを見ることが出来ました。
V字溝は下り設定でしたので自分が確認できる右タイヤをどこのラインに持っていくのか?
これにより極端に車体の姿勢が崩れるため、そのリカバリーに時間を費やすようなポイント設定としました。

第2セクションは3ポイントをどこからでも狙える位置として各チームの作戦に差が出る設定としました。
2ポイントはポイントを獲得すること自体の難易度は低いものの、その後をどうするか?
誘導は勿論、リカバリーが必要となるトラップを仕掛け、昨年、一昨年にも使用したエリアでしたので、より作戦が反映されるコース設定としました。

第3セクションは第2セクションの逆走ですがポイントの位置、ポールの位置が変わり基本的に上りの設定としました。
スタート直後のキャンバーか一段下がった所からのヒルクライムをクリアしなければゴール地点にたどり着けない設定でしたのでウインチワーク等の牽引技術も存分に披露してもらえる設定としました。
1ポイント以外は複数のアタックラインがありますが、その全てで誘導が必要となるようにテストを繰り返しました。
このセクションもリカバリー、誘導と作戦が反映されることに重きを置き設定しました。          
このようなコース設定でしたが、当日は時よりみぞれ混じりの雨となりギャラリーにもオフィシャルにも辛い状況となりましたが
「地割れ@剛モーターレーベル」が全セクションをクリア、しかもすべて2番手タイムをたたき出す圧倒的なマシーンコントロールを見せ、頭1つ抜け出しました。
連覇を目指す注目の関東勢はシリーズ戦トップ通過の「LRB煩☆煩」が第2セクションを落とし脱落。
また下馬評では優勝候補の一角と思われた「Jeep90’s」が左ハンドル車のワナにはまり2つのセクションを落とすなど午前中で脱落。
また2年連続ファイナルを制した鈴木利之選手が率いる「リンエイ☆ファイナル」は7ポイント差の4位でスタートした第3セクションでまさかのギアミスでポールタッチ!3年連続優勝の夢は消えました。
そして、午前中をトップで通過した中部デヴィジョン代表「ステーキとソーセージ肉汁全開」は追われる立場のプレッシャからか最後の最後でまさかのポールタッチ!
中部デヴィジョン初優勝の悲願はここで消えました。有力チームが実力を発揮できない中、初出場の東北勢がそのポテンシャルの高さをいかんなく発揮。
スタートしたばかりの東北デヴィジョンにとっては明るい話題となりましたね。       

実力が拮抗するJAPANファイナル。
どのチームが勝ってもおかしくないハイレベルな戦いとなりましたが、それをコントロールしているのはオフィシャルの皆さんです。
このJAPANファイナルではエントラント同様に各デヴィジョンから選抜された少数精鋭のオフィシャルが、我々の手となり足となって安全に、公平にイベントを取り仕切ってくれました。
最悪のコンディションの中でのジャッジとなりましたが無事に一年を締めくくることが出来たのもオフィシャルあってのことです。心より感謝いたします。

また、5回目のJAPANファイナルをこうして盛大に開催できましたのもご協力を頂いた株式会社アライズ様をはじめスポンサー各社様、各メディア様のおかげと、この場をお借りいたしましてあらためて感謝申し上げます。

最後にNOX、PM法をはじめとする法整備により、ディーゼル車が主役だった四輪駆動車の世界はめまぐるしく環境が変わりつつあります。「トライアングル」にも変革の波は押し寄せ、開催する意義や方向性を見失いそうになるほど時代の変化は加速しています。
しかし、こうして無事一年を終えることが出来たのは真剣に参加してくれるエントラントの皆さん、
そして一緒に楽しんでくれているご家族や仲間の皆さんが盛り上げてくれたからこそであります。
地域によって参加チーム数などの格差が今後さらに広がる可能性も懸念されますが、来年もトライアングルは続いていきます。
参加車種やルールが変わることがあってもオフロードの魅力は変わりません。我々主催者は来年もトライアングルを、そして四駆遊びを盛り上げていくつもりです。新たな一年にご期待下さい。来年またお会いいたしましょう。

トライアングル運営事務局
事務局長 村松 武







記入日時 2006/11/13/10:14:27

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